中性タイプには、微量のアルカリ剤しか入っていません。また弱酸性タイプの酸化染毛剤にはアルカリ剤が入っておりません。ということはメラニン色素の分解、つまり脱色が行われず、発色だけが行われます。それでそれらのタイプは、明度を上げず色味だけが加わり最終的に明度も下がるという事になります。
しかし注意しなくてはならないのが、白髪染めなどに関して弱酸性・中性タイプのカラー剤を使用した場合、アルカリ剤の配合量が少ないのですから当然phも低く、髪を膨潤・軟化する力も弱いということになり「浸透力」が弱くなります。つまり発色だけを求め健康毛に弱酸性・中性タイプのカラー剤を使用した場合、薬剤が毛髪内部に浸透しきることが出来ず発色してしまい、結果「色が入らなかった」という現象が起こる場合があります。
ですから白髪染めの場合、ダメージ毛や刺激に弱い方でない限り、アルカリタイプのカラー剤の使用をお勧めします。2剤も3%以上のものが良いでしょう。
ではどのようなケースで弱酸性・中性タイプのカラー剤を使用したらよいのでしょうか?上に記したように明度を上げる必要がなく、発色のみを必要とする場合ですから、ダメージ毛や既染毛に適していると言えます。どちらもアンダーカラーを削る必要がなく、明度を下げたい場合や髪へのダメージを軽くしたい場合に使用するのに適しています。